「◯乳動画無料」事件

小学生思い出
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※上部にある「私のプロフィール」で、私のことを「知って」から読むと、より楽しめるかもしれません。

小学6年生時の卒業遠足は、「4人班に分かれ、京都市バスを利用して京都市内の寺社仏閣を巡る」という内容であった。
私は班長だったので、班を代表して、班が訪れる寺社仏閣や利用する市バスの経路・時刻を調べる役割を担っていた。
そこで、パソコンルームに設置されたPCを使い、それらを調査することになった。

私はYahooの検索ボックスに「京都市バス時刻表」と打ちこもうとした。
そして、「きょ」と入力した瞬間だった。
変換候補の最上段に、
「巨乳動画無料」
という文字が表示された。
その瞬間、私は笑うことすら忘れた。
ただ、
「え!?」
という純粋な驚きだけが頭の中を支配した。

勿論、パソコンルームには私だけでなく、他班の班長や担任も居た。
もし、誰かが突然私のPC画面を覗き込みに来たらどうなるか。
そこには、私が入力したわけでも、検索したわけでもない「その文字」が表示されている。
そして、見た人はきっと、
「この人が調べた」
と思うだろう。
その可能性が、一瞬のうちに私の頭を駆け巡った。

その瞬間から、パソコンルームの一角に座していた私は、画面だけでなく周囲の状況にもアンテナを張るようになった。
画面を見つめながらも、誰かが近づいてこないか、周囲の様子を常に確認していたのである。
次第に指先は冷たくなり、周囲で鳴っていたマウスのクリック音や友人たちの話し声までもが、遠くに聞こえるようになった。
つまり、私は密かに、とんでもなく焦っていたのだ。

今となっては笑い話である。
しかし、当時の私はまだ小学生であり、今よりもずっと純粋だった。
また、本来ならば、卒業遠足の準備という、少し誇らしさを感じながら取り組むべき作業だった。
それが、たった「六文字」という変換候補によって、一瞬にして不安と緊張に包まれる作業へと変わってしまったのである。

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